かりんとうblog

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北漢山真興王巡狩碑

韓国여기저기シリーズ始めます。   意味は「あっちこっち」

신라 진흥왕순수비
ソウル市内北方にある北漢山碑峯。その頂上に真興王巡狩碑は立っていた。
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朝鮮戦争時に銃弾が当たるなどして
裏面に弾痕の残る本体は中央博物館の地下に展示してありました。
今は引越し中。

真興王(540~576年在位)は新羅拡大期の王。
碑文は、王がこの辺りまで狩りに来て住民の訴えを聞いたという内容。
つまり彼の時代、新羅の領域が漢江を越えるところまで広がったということ。
この碑の発見をめぐる経緯も面白い。
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友達に紹介された初対面の日本人旅行者と一緒に登りました。
旅行会社の添乗員をやってる人でいろんな裏話を聞けました。

韓国も年配者は健康マニアというか
朝から公園を歩きまわってる人を山ほどみかける。
この日辿りつけるか不安だったんですけど、登山道は数珠繋ぎでした。

飲み物とお菓子しか持たずに登った僕らを捕まえて、
焼肉からお酒までご馳走してくれました。
登山サークルのおっちゃん、おばちゃんでした。旨かったっす。
帰りの足が心なし宙をゆくようでしたけど。。。
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by gongduck | 2005-05-31 23:52 | 韓国 여기저기

序詩/尹東柱

서시      윤동주            序詩     尹東柱

죽는 날까지 하늘을 우러러        死ぬ日まで空を仰ぎ
한 점 부끄럼이 없기를           一点の恥なきことを
잎새에 이는 바람에도            葉の間にゆるる風にも
나는 괴로워했다.               私は憂い煩う.
별을 노래하는 마음으로          星を詠う心で
모든 죽어 가는 것을 사랑해야지,     すべての死にゆくものを愛おしまねば.
그리고 나한테 주어진 길을         そして私に与えられた道を
걸어가야겠다.                 歩きゆかねばならぬ.

오늘 밤에도 별이 바람에 스치운다.   今夜も星が風にかすめる.

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韓国の国民的詩人、尹東柱
彼の初詩集『하늘과 바람과 별과 詩』の冒頭にある序詩

三行目と最終行
「 葉の間にゆるる風」
「星が風にかすめる」
主語と目的語が逆のように見えるが、原文のまま訳した

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後列右が尹東柱
小学校か中学校の教科書に載ってることもあって知らない韓国人はいない
教科書に載る写真なんて年取ったおじさんばかりの中で、
若くて凛々しい尹東柱は女子学生に人気だとか
でも写真が若いのは彼が夭折したから

そして終戦間際の日本の刑務所で亡くなったこともあり、
尹東柱のけがれ無き純粋さは多くの韓国人の心を打つ

韓国語を学ぶ人なら、どこかで一度は出会う詩人ではないだろうか
彼は延禧専門学校(現在の延世大学)を卒業したのち、まず日本の立教大学に留学する
しかし学校が合わず、京都の某私立大学に変わる
そこで友人らと朝鮮独立運動の容疑で逮捕され、福岡の刑務所で終戦間際に病死する

僕は縁あって彼が学んだこの大学に入り、また縁あって延世大学に留学させてもらった
院に入って取った韓国語の授業で、彼の序詩に初めて触れ、
留学中、韓国の友人との勉強会で再会し、また語学堂の文学クラスで出会った
そして大学路の劇場でも出会った

僕にとって彼の詩は苦しい
奪われた言葉で他人を非難するのではなく、自らを律する
その姿勢は彼がクリスチャンであることに起因すると言われる
しかし、あの時代に生き、かつ日本に渡ることの出来た彼の立場と
それに対する葛藤が生み出したもののようにも思う

ハングルで詩を詠み日本に渡って死んだ詩人の日本名は平沼東柱という
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by gongduck | 2005-05-31 13:40 | 韓国詩

終わった~

耳塚プロジェクト最後の仕上げで本日の朝は研究室で迎えております。

しかし、誤字を発見したところでインク切れ。。。

取り替えたら純正品を入れろと動いてくれませぬ。。。

はい。

妙なテンションです。
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by gongduck | 2005-05-30 06:06 | 日々のこと

清渓川

耳塚の整理も終わってないくせに、既に心は韓国旅行だったりしてます。。。
大阪から船で行く案も出たりして。。。  お金ないから。。。

ソウル鐘路区ロッテホテルのある乙支路と、教保文庫のある鐘路の間に
清渓川路という東西に走る通りがある。
西に行くと東大門市場に行き着く通り。
二年前まで高架道路が走っていたあの通り。

その名の通り、以前は清渓川という川が流れていた。(本当は地下トンネルを流れていた)
でもその前は流れてなかった。

どういうことかと言うと、風水に基づいた人工の川だったということ。
風水的に良い宮城(ソウル)というのは、
北背後に山(北岳山・北漢山)が控え、南前面には水(漢江)がある。
いわゆる玄武朱雀というやつです。
ほかにも王城内部にやや小さな山(南山)があると運気が逃げないというのもある。

清渓川もその一つで、宮城内部を東へ抜ける小さな水という属性を人工的に作ったものらしい。
ソウル市立歴史博物館あたりで朝鮮時代、日帝時代の絵図や地図を見るとあります。


現代の清渓川路というのは、この清渓川に蓋をして(実は地下トンネルを流れていた)、
その上を車が走り、高架道路まで作っていたわけです。
その高架道路自体は耐久年数を過ぎ、前々からトラック等の大型車は通行禁止だったのが、
撤去するついでに、風水の気をソウルに呼び戻そうと清渓川を復活させることにしたのです。
これ一昨年時点でのソウル市長の方針。今は知らん。
結構支持率高かった市長も、この工事に起因する渋滞で随分と支持率を下げたとか。。。


さて清渓川復活工事、ただでは済みませんでした。

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by gongduck | 2005-05-27 16:25 | 韓国 여기저기

再び訪韓

どうも再来週あたりから韓国行きになりそうです。
今回は自費で。。。 苦しいです。。。
しかも友達に会おうにも期末試験の真っ最中らしい。。。


慶南の昌寧で新石器時代初めの低湿地遺跡が発掘中とのこと。

低湿地遺跡というのは、地下水なんかの地中の水位が高く、
埋もれている遺物が水に浸かって
普通は腐って残らない木製品などの有機質の遺物がよく保存されている遺跡のこと。

これまで韓国の低湿地遺跡は青銅器時代にならないと類例がなく、
新石器時代の遺跡としては初めてのもので、
かつ青森県三内丸山縄文遺跡と比肩するような資料が出てるらしい。

韓国語で言うと

비견할 만한 것이대요.

先生から向こうのネットニュースが回ってきたんです。
翻訳しろと。。。

ちなみに出土している注目すべき遺構・遺物は

우리나라 최고의 망태기  我が国最古の編み袋(三内丸山でいうと縄文ポシェットか?)
도토리 저장구덩이      ドングリ貯蔵穴

このドングリ貯蔵穴は
떫은 맛을 우려내기 위한 탄난 제거 시설
渋味を灰汁抜きするタンニン除去施設  の可能性もあるそうです。
地下水に浸けるんですね。
壱岐でも見ました。

もちろん
도토리     ドングリ
가래       満州グルミ
솔방울     マツボックリ を初めとする
씨앗류     種子類 が大量に出土しているようです。

9月までのオープンチケット使って行ってこようと思います。
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by gongduck | 2005-05-25 16:31 | 日々のこと

エンデとパパラギと

shou20031 さんのモモに自分の生き方を考える。
よりトラックバック


今でも覚えている。
エンデが亡くなったのは僕が高校生のときだった。
身内を亡くすのとはまた違う喪失感だった。
もうこれ以上エンデが新たな世界を生み出すことはない。
もうこれ以上エンデの生み出す新たな世界に身を浸すことはできない。

同じ感覚を翌年、司馬遼太郎が亡くなったとき
大学に入って池波正太郎と藤沢周平に出会ったとき、
そして2人が既に鬼籍の人であるのを知ったとき
僕は味わった。


b0054886_1492756.jpgさてエンデの『モモ』のこと
初めて読んだのは中学生のころか
続けて『はてしない物語』を読み、直後に第二章が映画化され
観に行ってみたもののがっかりした記憶がある。

b0054886_1494110.jpg時間どろぼうが僕の中で形を持ち始めたのは
高校に上がって『パパラギ』を読んでからだった。
南海の酋長ツイアビにとって
西洋人の風習の中で一番理解できなかったのが
お金を払い暗い箱に入って動く写真を眺めて時間を過ごすことだった。

大学に上がり、近所のレンタルビデオ屋が100円セールを始めた。
もとより嫌いではなかったのもあるが
1本3、400円で借りる気になればという気持ちで5、6本借りて帰る日が続いた。
もちろん生活を崩した。
終電を逃し、始発までカラオケで時間を過ごすのも覚えたし、
不眠症もどきでいろんなプレッシャーから逃避しようと漫画喫茶で眠くなるのを待ったりもした。
ビデオが回っている間、カラオケのフリータイムが終わるまでの間、
漫画をめくっている間、それに没頭して他のことを考えずに済んでた。

いつしか僕は時間を買っていた。
ビデオ屋には1本当たり60分から120分程度の時間が山のように並んでいる。
カラオケでは皆で十数曲分の時間を買ってる。
漫画喫茶では1時間買うより3時間買った方が得かもしれない。
古本屋なら一冊100円で2時間くらいは持つかな。

何かをするというのは、時間を消費することだ。
いつから時間を消費するのにお金を使うようになったのだろう。
いつから人は時間を売るようになったのだろう。


池波正太郎は言う。
人は自分が死に行く存在であるのを知るべきだと。

モモはツイアビは僕をどう見るだろう。
僕の時間は限られてる。
残された時間を僕はどう使うのだろう。
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by gongduck | 2005-05-24 14:04 | 文化的生活

御香宮 その2

耳塚週間12

豊国神社における耳塚と同じ位置です。
本殿に向かう参道の右側にひっそりとお社が建っています。

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背後の地上2メートルほどで折れた杉の木に
しめ縄が巻かれた

大杉大明神でした。


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そして、お社を廻る玉垣には


我らが
勇山事 小畑岩次郎の名が。
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裏面には
大正五年十月吉日建之
              
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玉垣内側の小型の手水鉢にも
名前が刻まれていました。

伏見 勇山事
   小畑岩次郎


実は小畑岩次郎氏、翌年の大正六年に亡くなっており、
耳塚烏寺、この大杉大明神ともに晩年の寄進になる。

さて耳塚週間の小紀行も次回、岩次郎の菩提寺である栄春寺を尋ねて終わる。
あとはどうまとめるかやな。
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by gongduck | 2005-05-22 17:03 | 朝鮮通信使と耳塚project

御香宮 その1

耳塚週間11

伏見の御香宮神社
祭神は、神功皇后・仲哀天皇・応神天皇
安産祈願の神社だそうです

秀吉が伏見城築城の際、城内に鬼門の守りとして勧進した由来も持つ

境内本殿脇に御香の水が湧く
伏見の七名水の一つ
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鳥せいで飲んで、酔い覚ましにここで水を飲んで帰った記憶が数度ある


竹森章著『京都・滋賀の相撲 ‐まつりと力士の墓‐』によると
岩次郎奉納の絵馬があるということで寄ってみました
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しかし絵馬堂に掛かかった読み取れるに絵馬の中に
岩次郎関連の文字は見つけられませんでした
(帰って調べなおすと、相撲番付が岩次郎勧進の相撲であるとのこと)


1回1回の調査すべてに成果があるはずもないんですが、
何かしらの成果があるとないとでは、疲れ方も違うもんです
この日はわざわざいい構図を探して写真撮る気力も失くしかけていました


しかし、ぐだぐだ境内を抜けようとしたその時、、、              御香宮その2
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by gongduck | 2005-05-22 16:24 | 朝鮮通信使と耳塚project

恋塚 その2

耳塚週間10
小畑岩次郎寄進の重修恋塚碑を求めて、一路下鳥羽へ。
本命の恋塚寺です。

しかし桂川の自然堤防沿いを尋ね回ってやっと見つけた?恋塚寺は改修中で跡形もない。
お目当ての岩次郎の恋塚碑は倒して寝せてあってよく見えん。

でも、何だか嬉しい出会いもありました。
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昭和五十七年一月再建之として
施主の一人に小畑宗三郎さんの名が。

ご子孫の方とお見受けしました。
この小畑家の名はまた目にすることになる。
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by gongduck | 2005-05-21 21:36 | 朝鮮通信使と耳塚project

本当にそれでいいのか?

それで本当にいいんだな。

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by gongduck | 2005-05-21 13:11 | 먹거리 食いもん