人気ブログランキング | 話題のタグを見る

かりんとうblog

石垣にささやく陽ざしのように/金永郎

돌담에 속삭이는 햇발같이          石垣にささやく陽ざしのように

김용랑                          金永郎  

돌담에 속삭이는 햇발같이            石垣にささやく陽ざしのように
풀 아래 웃음짓는 샘물같이            草の下 微笑む湧き水のように
내 마음 고요히 고운 봄 길 위에         心静やかに うららかな春の道の上に
오늘 하루 하늘을 우리르고 싶다.        今日一日 空を仰ぎ見ていたい

새악시 불에 떠오는 부끄럼같이         新妻の頬に浮かぶ恥じらいのように
시의 가슴에 삼포시 젖는 물결같이       詩の心 そっと濡れる波のように
보드레한 에메랄드 얇게 흐르는        柔らかなエメラルド 儚く漂う
실비단 하늘을 바라보고 싶다.          絹糸の空を眺めていたい


石垣にささやく陽ざしのように/金永郎_b0054886_1642416.jpg






於 安東 河回マウル


「新妻の頬に浮かぶ恥じらい」
日本語なら「乙女」としたいところだけど
「新妻」の言葉に初々しさ以外のものを連想してしまう自分。。。
韓国語の「新妻」に、初々しさと清純さを感じとらねば。。。


「ㄴ」「ㅁ」「ㅇ」「ㄹ」の音は울림소리といって響きのいい音らしい
この詩は韓国語で声に出して読んでこそ、その言葉の響きを味わえる

2節第3行の「보드레한」も本来「부드러운」であるのだけど
「보드레한 에메랄드」と音の響きを聞いてほしい

「石垣にささやく陽ざし」
音のない音を、美しい響きで詠う金永郎
by gongduck | 2005-05-19 15:56 | 韓国詩